2015年12月8日火曜日

台湾の味

台湾では、外食はあまりしません。 理由は、普通の店で、本当に美味しいと思える店に遭遇するのはとても、大変なんことです。

高雄でも有名な日本料理店ですら、メニューは多数いる料理人が専属で担当しますから、センスにいい担当者のメニューをチョイスした時は結構至福の一時ですが、それが失敗すれば、日本料理が、油コテコテ、ダクダクの客家料理に変身してしまいます。

ラーメンでもしかり、店の看板、能書き、店名、店の作り、造作、ドレひとつ見ても、正真正銘の日本風のラーメンと思い、狙いを定め勢い込んで突撃し、最初のスープをスプーンで口に運んだ時点で、ドボンなんていうのは珍しいことではありません。 当初台中にいた頃に、ランチ時のラーメン屋で失敗したのは、正にそういう店でした。 これにはオチが付きます。

結局スープ一口、麺を数本口にしただけで、金を払い、怒り狂って20分位歩いて、はたと近くにできた店の構えを思い出し、そこで挑戦しても結果は同じ時の「怒り」をぶつける相手もおらず、口直しにコンビニで缶ビールを飲んだことは生涯忘れません。

結構ラーメン通の活火山ですが、旅先の高雄で食べたラーメンに感動して、高雄に住み着いて早速、漢神デパートの筋向かいのラーメン屋へ出かけたましたが、一年のインターバルの中で、店は変わっておりました。 日本人の活火山が「美味い」と思う味は、高雄人には「マズイ」のでしょう。

以来、台湾人の味覚は全く信用しておりません。 こんな理由から、自宅で、料理することが圧倒的に多くなります。
 
先日、NHKの料理番組で、豚汁の作り方をやっておりました。 從來自分がつくる手法とは若干違うので、試してみたら、従来の自慢の味よりも数段上の味で驚きました。 香味野菜ごぼうの香りが強い、それでいて肉の油のしつこさのない味に驚きました。 番組で紹介していた、こってり系豚汁に変身させるのは軽く「粉チーズ」を盛りつけた豚汁に振るということで、試したら、これも驚きでした。

レシピは、「NHK 料理 豚汁 粉チーズ」のキーワードで検索できると思います。 男性の料理人の先生でした。

日本人は、台湾人のように、5品6品のおかずを必要としません。 美味しいお米のご飯と、おかずが2~3点で十分です。

そんな日の豚汁の画像です。 横に見えるのは、なんと、「納豆」でござる。 この日は、豚汁に使用した大根の一部をおろして、納豆にミックス。

台湾でなんとmellowな食生活でした。 正に男の料理の真骨頂ではないかと、 食後に飲んだと台湾ブラドOEMのスコッチ「Whyte & Mackay」を、シッカリと堪能しました。



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